喫煙は肌のくすみや老化を招く

たばこは肌のトラブルを招くばかりか、冷え性や月経が早まる原因ともなります。

たばこは肌の老化やくすみ、シミやシワをも増やす元凶

近年、女性の喫煙者が増えています。喫煙は、気分転換やストレス解消にいいかもしれませんが、タバコは美肌の形成に関していえば、天敵となります。喫煙することによって、ニコチンが毛細血管を収縮させて血行を悪くし、肌の老化進行や、肌のくすみ、シミやシワを増やす元凶となります。煙の中に含まれる成分の中には、紫外線A波(UVA)に当たることで有害物質に変わり、肌の炎症を引き起こすものがあります。これが繰り返されると過剰にメラニンが生成、蓄積され、結果として肌にシミができてしまいます。喫煙は血行を悪くすることから冷え性にもなりやすく、月経も早まるといわれます。
タバコの煙には3000種類とも言われるほどの化学物質が含まれ、そのうち100種類以上はいわゆる発がん性物質。体内に多量の活性酸素を発生させて、コラーゲンやエラスチンなどの繊維構造を乱し、小じわを増やす原因となります。
タバコは1本吸うごとに、25mg以上のビタミンCが失われてしまいます。ビタミンCはメラニン色素の生成を抑制する美肌に欠かせない大事な栄養素のひとつ。禁煙するのがベターですが、どうしてもやめられないなら、サプリメントや食物から充分なビタミンC(通常の人の最低でも1.5倍以上)を摂るよう心がける必要があります。