乾燥肌の予防、改善に役立つ栄養素
エアコンや暖房の効いた室内では空気が乾燥しがちで、長時間そこで仕事などをしていると、年齢に関係なくわたしたちの肌も乾燥してしまいます。乾燥肌が進行すると、ちょっとした刺激で皮膚炎を起こして、肌がカサカサに。そんなときは食事でビタミンAを十分に摂取しましょう。ビタミンAは皮膚や粘膜にうるおいを保ち、新陳代謝を促して肌のかさつきを防いでくれるビタミンです。コラーゲンの生成を助け、肌にハリを与えるはたらきもします。ビタミンAのかたちで動物性食品に含まれるレチノールと、体内に入って必要に応じてビタミンAに変換されるβ-カロテンの2種類があります。モロヘイヤ、にんじん、かぼちゃ、春菊、あしたば、ほうれん草、だいこんの葉、小松菜、鶏レバー、豚レバー、あんきも、うなぎ、卵黄などに豊富に含まれています。
すでに乾燥肌で肌がカサカサになった方は、カルシウムも一緒にとることをおすすめします。カルシウムには興奮を鎮めて精神を落ち着かせる役目があり、かゆみを少しでも抑えるのに有効です。