しわやたるみのもととなる肌の老化を招く原因
肌の老化を招く要因には紫外線や活性酸素、加齢、睡眠不足などさまざまなものがあり、これらを完全に除去するのは困難ですが日ごろから極力気をつけるよう努力するのが大切です。
しわやたるみの予防、改善に有効な栄養素
食事を摂る上では、まず良質なたんぱく質をしっかり摂ることが大事です。高たんぱく低脂肪である、鮭やまぐろ、かつお、鶏のささ身や豚ヒレ肉、牛もも肉などがおすすめですが、忘れてはならないのがたんぱく質のひとつであるコラーゲン。わたしたちの体の全たんぱく質の約30%を占め、皮膚や髪、つめなどのさまざまな部分を構成していて、エラスチンとともに肌にハリや弾力を与えてくれます。過度の紫外線を浴びると老化を促す活性酸素が体内で過剰に生成され、コラーゲンやエラスチンがダメージを受けてしわやたるみを作ることとなります。コラーゲンの多い食品を摂るとターンオーバーが早まり、結果として肌の老化を予防してくれることとなります。コラーゲンは、動物の骨や皮に多く含まれ、牛すじ、鶏の手羽、ガラ、胸肉、レバー、豚足、スペアリブ、豚ばら肉、かれい、えび、ふかひれなどに多く含まれています。このコラーゲンの生成に必要で、かつ活性酸素の大元となる紫外線対策として有効なビタミンCも、肌の老化防止に大切な栄養素です。
また、女性ホルモンのエストロゲンと似たはたらきをする大豆イソフラボンも効果を期待できる栄養素。エストロゲンはコラーゲンやエラスチンの生成を促す女性ホルモンで更年期とともに減少していき、肌のたるみが目立ってきます。大豆イソフラボンを摂るときは、ビタミンEも一緒に摂るとより効果的といわれています。これらの栄養成分を含む食事を日ごろから摂ることが、しわやたるみの予防、解消へとつながります。