いい食生活が美肌を形成します

化粧品やマッサージなどのスキンケアも大切ですが、食生活も美肌づくりには大切です。

規則正しくバランスの良い食事が美肌を形成します

 私たちのからだは、食事で摂った栄養によってつくられています。肌の若々しい人は、生活習慣やスキンケアももちろんですが、その人の食生活も深く関与しています。栄養バランスをよく考えた食事を毎日とることで、肌へも充分な栄養がいきわたるので、食生活を抜きにして美肌の形成はありえません。

朝食は欠かさずに、一日3食、食べること。

 美肌づくりにとって、とっても大切な要素である食事。偏食をしがちな現代社会において、栄養バランスに気をつけることはもちろん、朝食を欠かさないで一日三食きちんと食事を摂ることが大切です。朝は一日の始まりで、これからはたらき始める肌の細胞を活性化させる必要もありますので、炭水化物、卵料理、牛乳などの乳製品、野菜を少しでも摂って下さい。OLの方で、朝は忙しくってなかなか朝食を作る時間が・・。と言う方もいるでしょうが、せめてヨーグルトやバナナ、リンゴなどを口にして出勤するよう心がけてください。一日に必要な栄養素を昼食と夕食で補うのは、ほぼ無理に近いので1日3食いただく!これが美肌作りの原則です。

夜遅い食事、お酒の飲みすぎは控えること

 仕事やプライベートで、どうしても夜遅くに食事を取らざるを得ないことはあります。
 そんなときは、なるべく胃に負担がかからないよう、脂肪分や繊維質が少ない白身魚やお豆腐などですませるよう心がけてください。本来、私たちのからだは、夜に栄養素やエネルギーを脂肪細胞に貯めるようつくられています。夜遅くではからだがお休みモードに入っているので胃に負担がかかりやすくなります。結果として、肌が荒れたり吹出物が出たりと、肌のトラブルを招くこととなります。
 また、お酒は適度に楽しむことで健康維持に役立ちますが、これは肌にとっても同じことが言えます。日本酒は保湿効果に優れていますし、ビールに含まれる麦芽や酵母には美肌にいいビタミンB2やビタミンB6が豊富です。赤ワインのポリフェノールは抗酸化作用が強いことで有名ですよね。
 でも、あくまでも適量の話であって、飲みすぎは禁物です。脂っこいものを取りすぎないよう、アルコールと一緒に摂る食事にも気をつけるようにしてください。


しわやたるみは、紫外線によって活性酸素が発生し、肌のハリや弾力、みずみずしさを保つ繊維質である真皮のコラーゲンやエラスチンが低下するのが大きな原因。ほかにも加齢や乾燥、睡眠不足などが原因となります。

強い紫外線を浴びることによって発生した活性酸素から肌を守ろうと、メラニンが過剰に増えた結果、シミができてしまいます。紫外線対策はもちろん、活性酸素には抗酸化作用を持つビタミンの供給は欠かせません。

朝、鏡を見てむくんだ顔に驚いた経験ってありますよね。むくみは疲れや月経周期、水分の取りすぎなどが原因で水分代謝が悪くなり、皮下組織に過剰に水分がたまった状態。水分の排出を促す食事を心がけましょう。


皮脂の分泌異常が原因でブツブツができる大人のニキビ。ストレスや睡眠不足、女性特有の便秘などによって酸化した脂肪酸が毛穴に詰まり、起こります。皮脂の代謝をコントロールするビタミンB群の摂取が大事です。

肌がカサカサになり、かゆみを生じる乾燥肌。肌の表面だけでなく、内側からも水分が抜けた状態です。空気が乾燥する冬場は肌をしっとりとさせてくれ、かゆみやムズムズを予防する食事を心がけることが大切。

相手に不健康そうなイメージを与えてしまう肌のくすみ。肌がくすむ原因には、血行不良と角質の問題が挙げられます。血行と新陳代謝をよくしてくすみのない肌を目指しましょう!