睡眠不足はターンオーバー(新陳代謝)に悪影響を及ぼします

生活リズムを整え、毎日、夜12時くらいには寝るようにするのが美肌に大切です。

睡眠不足、夜更かしは美肌の敵!

 乾燥と同じくらい肌にダメージを与えてしまうと言われているのが、睡眠不足です。夜更かしは確実に肌を荒らす原因となります。
肌が生まれ変わることをターンオーバーといい、スムーズなターンオーバーが行われていれば若々しい肌を維持することができます。肌の状態に大きく影響する自律神経の働きやホルモンの放出は、太陽の運行に沿った日周リズムに支配されています。ターンオーバーは"ゴールデンタイム"と呼ばれる午後10時から午前2時の4時間に活発となるとされてきました。この時間帯に睡眠をとると肌に良いとのことですが、睡眠とお肌の関係については、諸説あり、ゴールデンタイムに寝る=美肌と単純なものではないようです。

決まった時間に寝て生活リズムを整えるのが大切

 そもそも現代社会においては、仕事やプライベートな付き合いなどから夜10時に寝るというのは困難ですし、家庭を持っている方の場合、夫が残業でまだ帰宅していない方も多く、子どもでも起きている時間です。
 近年の研究報告では、「成長ホルモンは午後10時から午前2時までと、分泌する時間が決まっているわけではなく、そもそも睡眠は眠ってからほぼ30分後に深くなり、その頃に成長ホルモンの分泌が始まる。それから1時間後ぐらいにもっとも分泌がさかんになる」と論じています。
 つまりお肌は眠ってから1時間半〜2時間後にピークを迎える事になるのです。 人間のからだには一日のリズムがあるので、不規則な生活は体内時計を狂わすこととなるので、毎日決まった時間に眠るリズムをつくり、質の高い睡眠、安眠する時間を確保することが美肌づくりに大切です。 ただし、決まった時間になるならいつも夜更かししてよいのではなく、なるべく12時台には眠るようにしましょう。